「ストレスは健康に悪い」はタバコ業界の陰謀!?~京都心療内科マンガ

よく「ストレスが健康に悪い」というのは、大半の人が思っている「常識」です。

しかしこの「常識」、実は間違っている可能性が高い、ということをご存知でしょうか。

そもそもこの「ストレスが健康に悪い」というのは、ハンス・セリエ先生という方の「ラットにストレスを与えたら病気になった」という実験結果が元になっています。

しかしこの「ストレス」。
実際は「ものすごい暑さ・寒さ」や「脊髄を切る」「激しすぎる運動をさせる」など、ラットからしたら生きるか死ぬかのレベルのストレスでした。

いやまぁ、そこまで行ったら、病気になっても不思議ではないかもしれません。

でも、我々がただ「ストレス」という言葉から想像するストレスは、それに比べたらもっと穏やかなものです。
「誰かに叱られた」とか「イヤなことがあった」
とか、その程度のものではないでしょうか。

そしてハンス・セリエ先生の実験では、そのレベルのストレスで病気になった、なんてことは一切示されていないのです。
何よりそれ以前に、すべてラットの話なので、人間においても同じことが言える、ということすらまったくもって言えないのです。

ではどうしてこんな実験結果を発表したか。

そこには「タバコ販売会社が、ストレスの方が健康に悪い、という論理でタバコの害を隠したのでは」という可能性があるのです。

もちろん何が真実かは分かりません。
ただ必要以上にストレスを恐れる必要はありませんし、間違っても「タバコを吸わないストレスの方が体に悪いからタバコを吸う」なんて考えるのは危険すぎます。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!

(完)