「みんな」を多用する人に負けないために~京都心療内科マンガ
よく「みんな」を多用する人がいます。
「みんなあなたのこと嫌ってる」
「みんなその意見には反対ですよ」
そう言われると、ついつい「え、そうなの…?」と不安になるものです。
実際に人間、集団で浮きたくないという心理があります。
よって「みんな」と言われると、よりその言葉が強い影響を持つものです。
しかし待ってください。
その「みんな」は、本当に「みんな」なのでしょうか。
そんなときこそ、
「え、誰? 名前あげてみて」
と言うこと。
すると相手は一段詰まるはずです。
もちろん「それはプライバシーで言えませんけど…」なんて言うかもしれません。
ただそれであっても、相手の言葉を弱める効果があります。
これは自分自身にたいしても同じ。
弱気になると
「自分はみんなに嫌われてる…」
「自分はたいていの人にフラれる…」
なんて風に、悪い方向に拡大解釈してしまうこともあります。
そんなときも「みんなって誰だ」と考えてみることが大切。
これによってネガティブな波に飲まれることが減ります。
「みんな」なんて存在しません。
それに究極、たとえ大勢に悪く思われても、たった一人であなたのことを好きな人がいれば、それでいいのです。
言葉一つ一つを恐れ過ぎないようにしましょう。
(完)