コントロールすべきは感情ではなく行動!京都心療内科マンガ

よく「つい悲しくなって泣いてしまう」「つい怒りの気持ちが湧いてきてしまう」という悩み相談があります。

こんなときに重要なのは「感情をコントロールしようとしないこと」です。

感情は心の中で湧き上がる強い衝動で、それをコントロールしようとするのは、非常に難しいことです。

結果「どうして感情コントロールできないの!?」「自分はダメ人間だ…!」なんてふうに考えて、どんどんドツボにハマっていってしまいます。

こんなときに重要なのは「感情ではなく、行動をコントロールしようとする」ということです。

たとえば悲しい感情は、自然なこととして受け入れます。
でも「泣く」という行動だけを変化させるのです。

たとえば「泣いてもいいが、10数えてから泣く」と決めましょう。

すると10数えているうちに、泣くという行動がそこまで切羽詰まってこなくなります。
もちろん悲しいという感情は残っていますが、「だから何?」です。
外から見たあなたが泣いていなければ、問題ないですよね?
そんなふうに考えることがポイントです。

これは怒りでも同じです。
何かにたいしてイライラしたり、怒りたくなってしまうことはあります。
でも、それも同様に「自然な感情」として受け入れてあげてください。

そして同じく、「怒鳴る」「怒る」などの行動を、10数えるなどで先延ばしにするのです。

これだけで怒りの行動は取りづらくなり、外から見たあなたは「とても温厚な人」ということになります。

これって無限に応用が効きます。
たとえば「試験で緊張してしまう」という場合。

このときも「緊張してしまう」という感情をコントロールするのは非常に困難。
であればそれを受け入れて、「これは楽しみでドキドキしてるんだ!」「ワクワクしてる!」なんて風に考えて、ニコッと笑って、試験に臨んでみてください。
すると試験にたいして前向きな気持ちになって、実力もより発揮しやすくなります。

コントロールすべきは、感情ではなく行動!

ぜひぜひ覚えておいてくださいね!

(完)

こちらのマンガからです!よろしければ!