先延ばししてしまうのは、目標のせいであなたは悪くない!京都心療内科コラム
よく「目標を達成したいが、いつも達成できないで終わってしまう」という悩み相談を受けます。
実際に目標を達成できないと
「なんで自分はダメなんだ…!」
「努力が足りないんだ…」
なんて風に、自分を責めてしまうものです。
でも、それは間違い。
そもそも目標が、本人にとって「ワクワクしない」ものや「面白くない」ものだったりするというのが、達成できない最大の原因の一つです。
人間、どこかにたどり着くためには、ワクワクする場所であることが最重要です。
子供の遠足を想像してください。
どんなに「ためになるから」という理由でも、国会図書館や、いかにもな民俗資料館だとして、子供たちがそこに行きたいと思えますでしょうか。
いえもちろん、子供によっては「楽しそう」と思える子供もいるかもしれません。
でもそれは「そういうジャンルが好きだから」です。
外から与えられた目標や、「これが望ましいのだろう」という目標は、結局本人にとって「面倒くさいこと」として認識されてしまい、なかなか実行することができません。
結果、目標だけを抱きつつ、先延ばしに先延ばしを重ねて、どんどん時間ばかり過ぎてしまい、老人になってしまいます。
よってもしあなたが、3日以上何も手を付けていない目標を抱えているなら、「目標を変える」ことを意識すること。
もし「文を書くのが好き」なら、その延長線で目標を考えてみること。
ライターでも作家でも、またはシナリオを書いてマンガや動画にする、などの方法でも構いません。
自分自身、文章を書くのは大好きなんですが、それ以外はめっちゃ苦手です。そのため徹底的に「文章」だけに特化することで、マンガ原作になりました。
他にも「自分は人前に出るのは好きだが、何かを考えるのは苦手だ」と思うのなら、やはり前に出て演じる方向に進むべき。
向き・不向きを見分けるのは「それを考えただけで、今日すぐに何かをしたくなる」かどうか。
理想論だけで「いつかやる」と思っているのなら、目標設定の方が悪いと考えて、変更してみることが重要です。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)