自分を責めたらダメ!京都心療内科コラム
何かが予定通りに進まなかったときに、ついつい自分を責めてしまうものです。
「どうして思ったとおりにできないの…?」
「何をやってるんだ自分は…!」
まさに自分を叱る行為ですね。
しかしこれ、実は逆効果です。
どんどん自信をなくしてしまいますので、次の日もやはり、思った通りの行動ができなくなってしまいます。
子供のことを叱ってばかりいる親は多いものですが、それを繰り返すことで、子供が「次からは頑張ろう!」なんて思うことはまれですよね。たいてい自信をなくして、スネたりしてしまうものです。
自分自身についてもまったく同じことが言えます。
それよりは「まぁ、いいか!」と気楽に考えて、とりあえず寝てしまった方がずっとマシ。
そうすれば、少なくとも気持ちは落ち込まないので、次の日はまだやりやすくなります。
それでもできないなら、そもそもの「設定課題」が難しすぎた、という可能性があります。
その場合、課題レベルを下げていく必要があります。
とにかくラクな方向を探って、「これならできそう」という目標を設定してみましょう。
そして目標設定と同時に、すこしでもいいから行動することです。
目標設定しただけで満足してしまうと、やはり後から「できなかった…」になってしまいます。
何にせよ、自分に優しく。他人にも優しく。
その考えこそが最重要です。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
(完)