20秒ルールで、悪習を断て!京都心療内科コラム

ハーバード大学の心理学者ショーン・エイカーは「20秒ルール」というものを提唱しています。

それこそが、
「身につけたい、いい習慣があれば、それに至るまでの時間を20秒短くしろ」
「身につけたくない、悪い習慣があれば、それに至るまでの時間を20秒長くしろ」
という2つです。

まず前者。
たとえば毎日、参考書を開いて勉強したい、と思ったとします。

このときに、参考書が本棚にあったりすると、そこまで手を伸ばすのが面倒くさくて、やめてしまうこともありえます。
そのため、たとえば参考書をデスクの上に置いてみたりすること。

すると、手に取るまでの時間が20秒ほど短縮でき、それによって参考書を開きやすくなります。
結果的に、習慣として身につきやすい…というわけです。

ちょっとしたハードルの高さが、習慣におおきな影響を与えるため、少しでも低くしよう、という話です。

逆にたとえば「スマホを長時間見てしまう」という習慣があり、それをやめたい、と思ったとします。
この場合は、もちろん逆。

スマホをしまっておいたり、または電源を切っておいたり、もしくはよく見るアプリを奥のフォルダに入れてみたりするのです。

するとそれを開始するための時間が、20秒前後、遅くなったりします。

結果、途中で「やっぱりやめようかな…」と思いやすくなり、その習慣を避けることができる、というわけです。

プラスとマイナス、どっちでも使える方法なので、ぜひぜひ覚えておいていただければ幸いです。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)