人の悪口を言う人の末路。京都心療内科コラム
ネット上やSNS上では、他人をバカにする投稿があふれています。
いえ、それが楽しいのはわかります。
しかしそればかり見ていると、どんどん脳が「否定モード」になってしまいます。
言った人はもちろんですが、見ているだけの人も、です。
「あの人のこんな行動はダメだ」
「このふるまいは良くない」
「こんなバカなことを言った!」
こんなふうな思考に浸ることによって、自分自身の一つ一つの行動にたいしても
「こんなことをやったらダメなんじゃないか」
「これでバカにされたらどうしよう」
なんて思ってしまいます。
結果、色々な行動を控えるようになったりしてしまうのです。
すると人生がどんどんうまく行かなくなり、消極的な性格にもなってしまいます。
また家族や友人など、周囲の人にたいしてもその態度で接することになるため、周りの人が安らげなくなってしまい、どんどん人が離れていきます。
これを繰り返すと、どんどん人生が手詰まりになっていき…。結果、悪口しか娯楽がなくなって、エンドレス…というわけです。
もし思い当たることがあったら、試しに悪口を言うのをやめて、逆に「いいところ」を見つけてみましょう。
「あの人、この行動はダメだけど、顔はキレイなんだよねぇ」
「この言い方はおかしいけど、たくさんいいこともしてるんだよね」
そんなふうにポジティブになれば、自分自身にたいしてもポジティブな見方ができるようになっていきます。
ぜひぜひ試してみましょう。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
(完)