「脳が飽きる」ことを防ぐ方法。京都心療内科マンガ
「インターバル速歩」というものがあります。
「とにかく早い速度で歩く」のと「とにかくゆっくり歩く」のを繰り返す、という歩行方法です。
これを行わせると、「ひたすら同じ速度でウォーキングさせる」のよりも、ずっと長時間歩け、またその運動習慣を長期間にわたって続けられる、という調査結果があります。
そもそも「早く歩く」というのは疲れることですし、また結果的に「長い時間」歩くと、総消費カロリーは多くなります。すなわちより疲れることになるわけですが、それでも「長く続けられる」というのが、面白いと思いませんでしょうか。
ここに関わるのが「脳」。
すなわち脳が速度の変化によって「飽きる」ことが減り、結果的に長く続けられているわけです。
純粋な運動量よりも脳の方が重要なわけです。
実際に、「友達と鬼ごっこ」をしたりすれば、長時間にわたって走ることだって可能なはず。
しかし「ただランニングをしてください」と言われたら、数分で「もうイヤだ…」になることもあるのではないでしょうか。
他にも「海や湖で泳ぐ」のは楽しいですが「市民プールでひたすら泳ぐ」というのも、そこまで楽しいものではなく、結果、そんなに長くは続けられないはず。
このように「脳が飽きない」「脳にとって楽しい」ということは、純粋な肉体疲労よりもずっと重要、と考えられるわけです。
よってこれは勉強や仕事でも同じ。
一つのことを続けていると、どこかで脳がつかれてしまいます。
そのため定期的に「今度はこれ!」「次はこれ!」というように切り替えてみることが重要です。
ただ誤解しないでほしいのは、数分単位で「あ、メールが気になる」「SNSもチェックしないと」というのは逆効果。これはただの「逃避」なので、集中できなくなります。
積極的に取り組み、その上で、定期的な時間で切り替えよう、という話です。
集中できない、という方は、ぜひぜひ覚えておいていただければ幸いです。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)