大切なのはインプットよりアウトプット!京都心療内科コラム

みなさんは、脳を健康に保つために最重要なことは何かご存知でしょうか?

それこそが「アウトプット」です。

人間は外に知識を伝えていくことによって脳が活性化していきます。

逆に「ため込みっぱなし」ですと、脳がそこまで活性化しません。
 
よく「本を読む」のは大切なことだとされています。
みなさんも、多くの情報をインプットしていることでしょう。
または現在も、ネット情報やニュース、またSNSの情報を、常に日頃からインプットしているはずです。

しかしそれを繰り返していても、結局、アウトプットしなければ、宝の持ち腐れ。
何より脳がただの「貯蔵庫」になってしまい、刺激もなく、それを継続していては、認知症になってしまうリスクもあるのです。

事実、大学教授などの優秀な人であっても、現役を引退して、何もせず家で過ごしていると、すぐに認知症になってしまった…という例はたくさんあります。

逆にそこまで知識がなく、インプットがあまりなかったという人でも、多くの人に「今日こんなことがあってねぇ」など話すことで脳が活性化し、いつまでも健康的な脳でいられる…ということも多いものです。

ですのでみなさんも、ぜひぜひ、何らかの形で「アウトプット」することです。

SNSの発言でもいいですし、家族や友人とのトークでも構いません。

覚えた知識、新たに発見した情報、何でもいいので、ぜひぜひ話してみてください。

それによって気持ちが持ち上がっていくはずです。

ちなみに言うまでもないですが、SNSにエンドレスにグチを書き続ける、というと、健康的なアウトプットではないので要注意です。読んだ人、見た人にとって、発見となるようなことを書くようにしましょう。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)