心にコートを着て余裕を持とう!京都心療内科コラム
つらいことや悲しいことがあったときに、気持ちが落ち込んでしまうものです。
しかしこれはまさに、心が全裸でいるのと同じ。
刺激にたいして感情が即反応することで、すぐに気持ちが揺れ動いてしまいます。
そんなときに大切なのは、心にコートを着るイメージを持つこと。
すなわち「刺激」と「反応」のあいだに、一段の防御壁を持つのです。
言い方を変えれば「スペースを持つ」とも言えます。
これによって、何かのできごとがあった場合に、即反応しなくてすみます。
一段そのスペースこと、心のコートを通して、
「あ、こんなできごとが起こった…。どうしよう、どう反応しよう」
と感情を決める時間差を持つことができます。
すると常に気持ちに余裕を持つことができ、イライラしたり、ショックを受けたりすることが減ります。
結果的に心が落ち着き、たいていのことに冷静に対処できます。
もちろん、一回こうお伝えしただけで、すぐに実践できるわけではないかもしれません。
しかしこのイメージを何度も試みることで、即反応してしまう確率はどんどん減っていきます。
心のコートのイメージ、ぜひ持ってみていただければ幸いです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
(完)