敵の失敗ではなく成功を祈れ!京都心療内科コラム

かの名プロゴルファーであるタイガー・ウッズは、ライバルがパットをするたびに
「入れ!」
と、成功を祈ったそうです。

普通、逆ですよね。

ライバルが失敗するほど、自分が有利になるわけですから。

しかしタイガー・ウッズは、そもそも「ライバルが強いほど、それと戦う自分も強くなれる」と考えていたようです。

そのため、ライバルが失敗してしまった結果自分が勝ったときは、「納得できない」という思いを常に抱えていたとのことです。

ただこの思考、心理学的にはすごく重要で、ライバルのパットのたびに「入るな!」と思っていると、その思考が自分のプレイのときにもついつい出てしまいます。
結果、自分のパットで失敗してしまう可能性も増えてしまいます。

これ、ゴルフだけの話ではありません。

たとえばネットでは、誰かが失敗するたびに、全力で否定や批判する人がいます。
しかしその人たちが人生でうまく行っているとは到底思えません。

それは、人の失敗をついつい意識し、どこかで「望む」ことによって、自分自身の人生においても「失敗してしまう」ことばかり考えてしまう…という可能性があるから、とも言えます。

よって、できればあなたの周囲の人の「成功」を願ってみましょう。

その思考は、回り回って、あなたの成功にもつながります。

もちろん成功とは無関係に、あなたがそのテンションで周囲に接すれば、どんどんポジティブな雰囲気ができますので、周りの人が、どんどん集まってきます。

すると協力してもらいやくなり、結果的に成功確率も上がっていきます。

ぜひぜひ意識してみていただければ幸いです。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)